どくだみの花の季節になりましたね。
潔く可愛らしい花で私は結構好きです。
世間的には、手ごわい雑草(そして香りも独特!)としての印象があるかもしれませんね。
ですが、実はどくだみって日本の三大民間薬の一つなんです!!
健康のために どくだみ茶をのんでるよ~ 昔、おばあちゃんにのまされたなぁ なんて方もいらっしゃるかもしれません。
今日はそんなどくだみについてどくだみ茶の作り方と効能、そして他にも活用のレシピや注意点などを見ていきたいと思います。
手作りどくだみ茶の作り方
どくだみ茶はとても簡単に手作りすることができますよ~^^
- どくだみを摘む
- どくだみを洗う
- どくだみを乾燥させる
- 飲みやすい大きさにカットして瓶などに保存
- 美味しくいただく
工程を写真付きでご紹介していきます!
- どくだみを摘む
お庭や犬の散歩のルートから外れている場所で見つけるのがよいですね。
はさみで10~15センチくらいの長さで摘みましょう。
今回は二束つんで作りました。 - どくだみを洗う
水でサッと洗います。大きめのたらいやボールがあると便利です。 - どくだみを乾燥させる
ザルなどにあけておき、ある程度乾いたら乾燥させていきます。
私は野菜用の乾燥ネットに並べ乾かしました。
紐で束ねてつるしたり、平たいザルに並べて乾かしても良いですね。
風通しの良い所で乾かしましょう!
今回は家の中にかけておきましたが問題なく乾きました。 - 飲みやすい大きさにカットして瓶などに保存
数日干してカラカラに乾いたら完成です!
お好みの大きさにカットして清潔な瓶で保存しましょう。
ジップロック保存も楽ちんなのでおすすめです。ラベルを手書きしてもかわいいかも!
飲むときに嬉しくなりそうですね。
- 美味しくいただく
急須にどくだみ茶を入れ、熱湯をそそぎ数分蒸らすとおいしくいただけます。
またはやかんにどくだみ茶を入れ、数分煮出してください。
夏は冷たくして飲むとすっきりした気分になれおすすめです!
手作りどくだみ茶の効能
次はどくだみ茶の効能を見てみましょう!
日本の三大民間薬の一つ.解毒薬として有名で,生の葉を腫れ物に外用するとよく効き,蓄膿症には葉の汁を鼻に挿入する.傷には煎液で洗浄し,洗眼薬にもする.乾燥すると解毒作用は失効するが,通便,降圧,利尿作用を目的としてドクダミ茶が飲まれる
(引用元:熊本大学薬学部薬用植物データベースより)
三大民間薬のひとつだなんてびっくりですよね。昔から活用されてきたんですね!
ちなみにあと二つはゲンノショウコ(主に胃腸薬)とセンブリ(消化機能を高める、抜け毛などにも効果あり)です。
どくだみ茶には体内の不要な物質を排出するデトックス効果や、酸化を防ぐ抗酸化作用があり、全体の健康維持に良いとされています。
また、どくだみ茶にはカリウムが豊富に含まれているため、むくみや高血圧の改善にも良いです。
どのくらい飲むと体に良いのかな?
どんなものにも、適正な摂取量があるかと思いますが、どくだみ茶の一日の摂取量は最大で3杯が目安で、これを朝、昼、夜の食事中に摂ることが推奨されています。
お家で簡単に手作りを楽しもう!
購入すると2000円弱するどくだみ茶。
どくだみさえ手に入ればとても簡単に手作りできますね!
ズボラでも大丈夫、家にあるものを工夫して活用していろいろ作る生活は楽しいです。
この季節の楽しみ作業にぜひ加えてみてくださいね。
どくだみ茶作りは春先の柔らかい葉っぱでも良いですが、お花の咲きだすこの時期がおすすめです!
そして手作りであれば、原材料もよくわかっているし、国産・無農薬で安心なところもうれしいポイントです。
どくだみレシピ(日本と世界)・活用方法
さて、この時期の厄介者とされてしまうこともあるどくだみですが、日本でも世界でも実は食べられたり、色んな活用法があるようです!
日本ではよくドクダミチンキや化粧水に活用されていますね。私は虫よけにも活用しています^^
どくだみの香りは強いですが実は揮発性のため、摘んでしまうと全然気になりません。
レシピも調べてみると、生春巻きに入れていたり(パクチーのような感覚なんだそうです)、ほうれん草ならぬどくだみでサグカレーを作っている方もいました!!
気になるなぁ!癖になる味なんだとか・・・
私は天ぷらでしか食べたことがないので、サグカレーにぜひ挑戦してみたいと思います!笑
玉ねぎ・トマト缶とともにどくだみをミキサーでガーッとしたら、焼いた鶏肉とスパイスと煮込むようです。美味しそう~
ちなみにベトナムでは、食用に栽培も行われていて、炒め物などで食べられているそうです。
ただ厳密には種類が少し違うようなので、もう少し食べやすいよう香りなど改良されたものなのかもしれないですね。
ちなみに余談ですが、西洋たんぽぽも元々は食材として日本に輸入され、入ってきたもので、北海道では今でも食用に栽培されている地域もあるようですよ。
いわゆる雑草とされている植物たちも紐解いていくとおもしろいですよね。
どくだみ茶の注意点
効能のところでも適正量のお話がありましたが、カリウムには排尿効果があるため、過剰摂取すると脱水を招くこともあるので、飲みすぎには注意が必要です。
また、どくだみ茶はノンカフェインのためお子様や妊娠中・授乳中の方も飲むことができます。
ただし、子宮収縮作用があるため、妊娠初期は控えた方がよいので注意が必要です。
それぞれの体調に合わせ、美味しく飲んでくださいね!